Introduction to Flat Brush Roman Capitals in Kobe

日程:2025年1月26日(日)、2月11日(火祝)、2月24日(月祝)
会場:原田の森ギャラリー別館101号室 
主催:スタジオ レターアーツ Studio Letter Arts

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2025年の平筆ローマンキャピタル入門ワークショップが終わりました。このワークショップを始めてから3年目にして初めて、公共施設を借り一般募集をして迎えた回です。参加された皆さんの熱意と真摯さが素晴らしく、毎回とても良いクラスとなりました。宿題がずらりと並んだ景色からそれが伝わりますね。

参加者からいただいた感想を紹介します。

実質三日間のワークショップでしたが、それぞれのレッスン日の間に2週間ほどの練習期間がとってあり、これが本当に良かった!もし三日連続だったとしたら、直線のストロークの習得もままならないまま難しい曲線に突入することになり、結局何もうまく書けないままフラストレーションだけが溜まって終わってしまったような気がします。扱いの難しい平筆は練習に時間をかけることが必須だと思うので、このやり方は非常に有益でした。裕子先生が目の前で書いてくださるお手本はため息が漏れるほど美しく、少しでもその域に近づきたいとやる気に火がつきましたし、先生が長年の経験から掴まれたちょっとしたコツなどを伝授してくださることで、「なるほど!」と手応えを感じる瞬間も多々あり、独学では決して得ることができなかったであろう貴重な学びの時間となりました。

Great teacher, great teaching method! Strongly recommend this class to everyone who is interested in learning flat brush roman capitals!  

ーーーーKS(神戸市)

難しいと覚悟して申し込んだつもりでしたが予想以上の大変さでした。まず大きな文字を書くのが難しい上に、筆圧や穂先の角度でラインの太さがすぐ変わってしまうので、安定したラインを書くだけで一苦労でした。でも上手く書けるととても嬉しく、毎回書いていると時間が経つのがあっという間でした。またペンで書くローマンキャピタルとは違いもあり、ペンと筆のそれぞれの特性で文字が変わる楽しさも感じました。お道具のお手入れ方法を教えていただいたり、毎回いろいろな紙をご用意下さり試せたのもとても良かったです。

ーーーー KM(大阪市)

今まで画面越しで憧れていた平筆ローマンキャピタルは、想像以上に難しいものでしたが、難しいからこそ視点のあり方やバランスの捉え方を検証するのが楽しくてたまりませんでした。ローマンキャピタルの美しさを再確認したと同時に文字の構造を深く捉えることができて、ますますローマンキャピタルへの興味が深まりました。復習動画もとてもありがたく、先生のご指導をしっかり思い出しながらブラッシュアップしていきたいと思います。

ーーーーJT(生駒市)

私がワークショップ受講を決めたのは書道の経験から、平筆には書道と似たような感覚や瞬間を得られるような気がする直感があったからです。VやXの書き始め、FやEの横線からのセリフなどの細部の筆の動きは、長鋒の筆で書く書道の感覚と近しいものがあるなと思いました。直感は当たっていた気がします。平筆は後からついてくる(注:金属のペンとは異なる動き)という特徴があり、それが難しいと思っていた初回でしたが、それを使いこなして書けるようになった2回目、3回目はとても楽しかったです。

この感覚を忘れず、平筆のローマンキャピタルを得意分野と言えるくらい昇華させたいと思います。また、一緒に学ぶ方々との交流もできてとても素敵な時間でした。

ーーーー Mebae(富山市)

初回は難しさはもちろんのこと、書く体勢や筆の扱いに慣れるのに必死でしたが、2週間おきの開催だったので、その間復習することができ筆にも少しづつ慣れて、2回目3回目と進むにつれ、おやつコーナーに行ったり皆さんとお話しする余裕もできてきました。毎回色々な紙と何色かのポスターカラーを用意していただいていたので、行き詰まると材料を替えて気持ちを切り替えていました。書けなくてがっかりしている時には、いつも先生が「大丈夫です!大丈夫です!」と言い続けてくださったこと、試行錯誤を続けるうちに、ごくたまーに「ちょっといけてるかも」と思える線が書けた時に格別の嬉しさを感じたことで、最後まで頑張れました。平筆ローマンの入り口に立たせていただけたことに感謝しています。

ーーーー T (大阪市)